NORIKAのピント調整機構には、磁力による反作用を利用することにした。この動きはスピーカーの原理に似ている。ボイスコイルとそれにつながった円形のコーン紙、ポールピース(磁石)の中央にレンズを置く。ボイスコイルに電流を流すことによって磁界が発生し、固定された磁石との間に斥力・引力が働く。体外のモニターを見ながら電流を調整することで前後にレンズを動かし、ピントを合わせることができる。これによって、まったく新しい考え方のレンズ駆動方法が出来上がった。